可燃ごみやバイオマスを生かす資源リサイクルのプロ

橋本昭夫

はしもとあきお

NPO法人 北海道資源循環研究所 / 株式会社 市町村資源化事業団

[ 札幌市厚別区 ]

コラム

2015-03-01

市民・農家が進める南空知のリサイクル

2月16日、岩見沢市駅横の赤煉瓦で、「バイオマスリサイクルを進める南空知市民の会」が開催されました。
3市2町の市民・農家さんの集まりです。
1月31日に開かれた「空知地区バイオマスリサイクルセミナー」への参加を機会に参加され方も多く、新しい会員が、8名おられました。
31日のセミナーに参加し、新しいリサイクル技術である「亜臨界アミノ酸液肥化技術」に興味を持たれての参加です。

会議では、リサイクルと環境問題、有機農業への亜臨界アミノ酸液肥の活用、従来型堆肥の改善、消費者と農家との提携等が議題になり、活発な意見交換が行われ、予定の会議時間が1時間半も伸びました。
会議構成をみると、市民、農家の割合が「1:1」、男女の割合も「1:1」でした。
市民・農家が、リサイクル・食糧問題で一緒のテーブルに着くのは珍しい事と思いますし、参加者の方も初めての経験と言う方が多くいました。

農家の方からは、岩見沢地方特有の廃棄玉ねぎの堆肥化問題が取り上げられ、亜臨界アミノ酸液肥化事業への期待が述べられましたが、市民の方からは下水道汚泥堆肥化と同様、初めて知る問題で驚いていました。

私も、驚いたことがあります。
持参したサンプルが全て無くなったことです。
普段、会議などには亜臨界アミノ酸液肥のサンプを持参するのですが、いつも残っていました。
今回、サンプルがすべてはけた原因は、参加された女性市民の方のお話によるようです。
「ホタテのウロを原料とした亜臨界アミノ酸液肥を手に入れ、家庭菜園で長ネギを栽培したところ、近所の皆さんが栽培している長ネギとは明らかに違った。凄く立派で、美味しかった。大変、嬉しかった。保管していても、新たな芽が大きく出てきている。こんなことあるんですね。」

どこから亜臨界アミノ酸液肥を手に入れたのかは聞きませでしたが、さすが、道内で一番初めに亜臨界アミノ酸液肥の栽培試験を実施した空知地域です。

しかし、残念なことがありました。
この女性市民の方は、長ネギに、ほたてウロの亜臨界アミノ酸液肥は使用したそうですが、下水道汚泥の亜臨界アミノ酸液肥は使用しなかったそうです。手に入れていたのに・・
一番栽培効果があるのは、下水道汚泥亜臨界アミノ酸液肥なのですが。

ここで思い出しました。
静岡県浜松市で亜臨界アミノ酸液肥の講演をした時の農家の声です。
「下水道汚泥の亜臨界アミノ酸液肥は、栽培効果があるのは良く分かった。しかし、当分は、下水道汚泥が原料などとは言わない方が良いよ。」

下水道汚泥堆肥の悪いイメージ払拭には、まだ、時間が掛かるようです。

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