コラム

 公開日: 2016-10-18 

北海道障害者職業能力開発校 接客ビジネスのマナー

障害者マナーセミナーをしています

北海道障害者職業能力開発校様とご縁を頂き、数年前から接客ビジネス科の研修を担当しています。
もちろん、通常の授業以外の短期のコースでの研修です。

今年も、6日間12時間の研修が一つ終了しました。
週に2回、仕事を終えてからの受講は、かなり大変だったのではと思います。

ですが、今回は全員が規定の受講数をクリアし、修了していきました。
すごいことです!!

「なんとか修了証書がほしかったので、頑張ってきました!」
と明るく言っていただけるのは、本当にうれしいです。
本人の意思とは裏腹に、仕事や会社のイベントが入ることも多く、その調整は大変なことであるはず。


研修内容のレベルや表現を参加者に合わせる

対象は『障害をお持ちの方』です。
このたびは身体や知的の障害の方はいらっしゃらず、精神障害という方たちでした。

知的障害の方が多く受講していた昨年までは(その中にほんの僅か精神障害のかたがいました)、
私が通常するマナー等の研修より、少々レベルを下げてお伝えしていました。
最も必要な部分を、なるべくしっかりわかりやすく、という意図です。
挨拶や報告の仕方や、会話での相槌の仕方などに重点を置くのですが、
それでも、人と不安なくかかわれる感が高まり、参加者の皆さんはそれぞれ何かをもって卒業してくれました。


今回は、皆さん、頭もよく熱心で、私は初回から普通のレベルの研修にすることにしました。
概ね、問題はなかったと認識しています。
参加者は非常に真剣で、質問も多く実習も繰り返し納得がいくまでしてくれます。


コミュニケーションや人間関係に対する“課題”

もし、一つ課題があるとしたら、
コミュニケーションという人間関係を作ることに対し、苦手意識をお持ちの方が多いということです。
距離を遠くしすぎたり、逆に近くしすぎてしまったり、その状況に合わせて距離を考えるということが苦手なのがわかりました。

別のとらえ方をすると、
周囲に対し不平や不満という攻撃的な位置にいたり、自己防衛という位置にいたりと、凝り固まった見方で人間関係の中で過ごしているようにも感じました。

気を付けたところと、焦点を当てたところはソコだけです。

で、私が伝えたことは、
「報告・連絡・相談はもちろん、自分の考えや意見を伝える時には、その理由や説明を必ず入れる」こと。
それがコミュニケーション、意思疎通の仕方だからです。

でも、ソコは、普通に当たり前にどこでも起こっていることです。
私の目の前にいる障害を持っている方にのみ起こることではなく、私のなかにも起こっていることです。


『違う』という基準や理由を乗り越えることをしていきたい

今回は、実は「障害者」ということを、今まで以上に考えさせられたということです。
変な言い方ですが、障害と認められている事実は否めないので、
どこかその障害のために生きづらさを感じているのだろうと推測します。

それゆえ、「健常者とは違う」とどこかで線引きされているのかもしれません。


でも、本当に皆さん普通で、まじめで礼儀正しくて、素直で素敵な人ばかりなのです。
ちょっと話すのが苦手だったり、人と目を合わせるのが嫌だったり、
ついつい余計なことまで言いすぎてくどくなってしまったり。
引っ込み思案になってしまって人との距離を置きすぎたり、
相手を信用しすぎて地雷を踏みそうになってしまったり、相手の反応であたふたしすぎてしまうのです。

そんな人は、普通に私も含めて、普通にたくさんいるのに・・・。
ちょっと思いやりをもって、余裕とやさしさがあれば、
みんなうまく調和がとれるのではないかと考えるのは、気軽すぎるのでしょうか。

「障害者」とくくることが、またくくられることが、どうなのだろう、とちょっと考えてしまいました。


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株式会社ブロッサム
代表取締役 井島恵子
札幌市中央区南4条東1丁目4-1
      フォーシーンBLD910
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