コラム

 公開日: 2017-06-27 

叱る VS ハラスメント

「研修、厳しくお願いします!」



パワハラな暴言を吐いた女性議員が問題になった。
想像を絶する、あほな言動だと思うが、あれも現実。
人として最悪なパターンであることは間違いない。

さて、
外部講師をしている私には、「研修、厳しくおねがいします!!」とリクエストがくる。
これは講師の私にとってはありがたい。研修が進めやすい。
だから素直に「はい、ありがとうございます。遠慮なく厳しくさせて頂きます」と応える。

『本当は、もっと厳しく指導したい、と言う本音があるんだろうなあ…』
と勝手に憶測する。
昔は、上司と親と先生は厳しくて、怖くて当たり前だった。
今は、そんな上司も親も先生も居なくなった、というか、それがやりにくい世の中になってしまったという現状がある。

パワハラ、モラハラ等の〇〇ハラスメント、という言葉。
独り歩きしているとは言わないが、すぐにこのカテゴリーに分けられてしまのも現実だ。
愛情や誠意も誤解をされないとは限らない怖さがある。
であれば、危険と不利は回避したくなるのかもしれない、本当の思いとは裏腹に…。

褒める意味、叱る意味



『叱らない部下指導』とか『叱らない教育』『褒めて伸ばす』等々
“叱るより褒める方がよい”ことを匂わせるワードが流行っている。
自分の今までを振り返っても、褒められる方が気分がいいに決まっていると思う。

「エッ、これが褒められることなんだ、予想外~」
「うん、頑張ってやったからね、褒められ嬉しい!」

【 褒められる=認められる・評価される 】という方程式だとすると、
やはり褒められることはモチベーションのアップにもつながり、
人間関係も同時に構築される。

そのような裏事情もあるのか、
褒める、認めるということに、一生懸命すぎる会社・上司の傾向もあると、感じる。
「そんな程度で褒めちゃって大丈夫?!」と思う。

幼児や学童なら、思考が未熟だから、褒めて気持ち良くさせ、
そこから創意工夫へとつなげていく。(心理学では“ストローク”の重要性を説きます)
しかし、社会人という年代であれば、思考が未熟では片付けられない。
気分よくする前に、しっかり考えさせ、本当に気分良い達成感を手にさせなくては、社会人の成長ではないはずだ。


私がマナーインストラクターの教育を受けた時。
『受講生に恥をかかせない運営をしなさい』と教わった。
例えば、何か質問をして、生徒の答えが間違っている、方向性が違う時などの対応だ。

私が実践しているのは、
受講生の言動を別なことば等に置き換えて肯定的な意図を持たせた表現をすること。
柔らかい訂正のしかたの一つだ。

次に、やはり間違っている、ふざけた回答だという場合は、
きちんと「それは違う」と言う、言いきる。
そう言う意味では“叱る”ことがよくある。
そして、その理由を必ず付ける。
そうすると、本人も周囲も、困惑しない。


相手の成長を促す『叱る』という行為



間違っていることを、「正しい」「間違ってはいないかも」とは言えないし、言ってはいけないと思っている。
そう考えて仕事をしてる。

厳しくていい、叱っていい。
上司として、部下を持つ立場として、厳しくでき、叱ることができるというのは、必須条件といってもいい。

そして、
“怒る”には自分の感情が働いていて
“叱る”には相手の事を思う理性が働いている。
その違いを知ること。

一方的に相手に自分の不満をぶつける=怒る
相手が今後より良くなってほしい・アドバイスの意味も込めて指摘する=叱る
この違いなのだ。

叱ることは人の成長を促すといえる。
叱ることは決してハラスメント(苦しめること、悩ませること、迷惑の意)ではないのだ。

叱る側も叱られる側も、
その根底にある相手への想いを感じられる人間でいたい。

叱るは愛を届ける事、
叱られるは愛を受け取ること。


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