コラム

2013-08-27

架空請求-どうして引っかかってしまうのか

以前、アダルトサイトを閲覧したという理由で800万円以上の金額を騙し取られた男性の事件が報道されたことがありますが、この手の事件について、マスコミに取り上げられない暗数は、公表される数十倍以上であろうと思われます。

個人情報を知られないために気を付けること

最近のアダルトサイトは巧妙にできていて、一度そのサイトを閲覧すると、こちらから連絡して解約を申し込まない限り、画面上にアダルトサイトの契約に関するポップアップが繰り返し表示されるようにこちらのコンピュータの設定を変更するようにプログラミングされているものもあるので、このポップアップが消せずに困った人が連絡して個人情報を知られてしまうことから、このような恐喝に発展する訳です。

この手の架空請求は相手にしないのが一番で、上記のポップアップが浮かび上がる問題も、解決策はネット上で検索すれば紹介されています(Windowsであれば、「システムの復元」という機能で設定を変えられる前の状態に戻せる場合があります。)ので、ポップアップが消せないからといってアダルトサイトの運営者に連絡することだけはやめるべきです。

このごろでは爆発的に普及したスマートフォンのアプリの機能を利用した架空請求も増えています。
平成25年初めのころまでは電話番号等の情報を抜き取る不正アプリをインストールさせることで個人情報を入手するというケースもありました。

しかし、最近はアプリのインストールの際、「ダウンロードするアプリに許可する権限」を確認してからインストールする人が増えたためか、「新たな罠」として、アプリをインストールし、そのアプリを起動すると「ワンクリック詐欺」の画面が表示されるケースが増えてきています。
このような場合には、実際には情報は相手に漏れていないのですから、パソコンでインターネットの閲覧をしたときと同じように、こちらからアダルトサイトの運営者に連絡を取ることはやめるべきでしょう。

このような情報については、定期的に「情報処理推進機構(IPA)」の情報セキュリティサイトで注意喚起されていますので、こちらのサイトを確認してみるのもよいかもしれません。

いずれにしても、相手に連絡をしてこちらの個人情報をつかまれると、アリジゴクのように次から次へと複数の業者から連絡が来て、顧客情報を消すためと称して多額の金銭を騙し取られる(脅し取られる?)ことになります。

「連絡しない」ことが大切!

そんな話ですから、警察や知り合いに相談すれば簡単に解決しそうなものなのですが、「自分がアダルトサイトを見ていた」ということを『他人に知られたくないという心理』が相談を邪魔するのです。

同様の問題は、出会い系サイトにもあります。
私も、以前、配偶者がいる女性が出会い系サイトの利用データを消すためと称して300万円以上を騙し取られたという相談を受けたことがありますが、相手は最初から逃げるつもりで被害者に最小限の情報しか伝えませんから、こちらが騙されたと気づいた時にはすでに手遅れになっていて、騙されたお金はまず返ってきません。

この手の被害にあったら、恥ずかしがらずにすぐに警察に相談するのが一番ですが、こちらの個人情報を知られない限りは被害にあう可能性はほとんどありませんので
『絶対にこちらから連絡しない』
というのが、大事になります。

間違って連絡したとしても、相手の請求は違法なものですから恐れる必要はありません。
しつこく請求され、ときには集金に行く旅費まで請求するなどと脅されることもありますが、毅然と断っていればそのうち請求はやみます。

余りにしつこいときには、「電話の内容を録音します」と言って証拠を残すようにしましょう。
その際に、こちらからも相手の個人情報を極力話させるようにすると、相手の方もしっぽをつかまれるのを恐れて、連絡をよこさなくなることもあります。

架空請求をする側も、数撃てば当たるという気持ちで被害者を物色しているので、この相手を責めても効果がないと思わせれば、別のターゲットを探すことになるので、「面倒な相手」と思わせるのが撃退する効果的な方法ということになります。

参考にしてみてください。

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