コラム

2014-07-08

「道弁連大会」~北海道内の弁護士が終結~

北海道弁護士会連合会(道弁連)とは

今週は、年に一度、北海道内の弁護士が一堂に会する道弁連大会の週です。北海道の弁護士であれば「道弁連」という略称はすんなり耳に入ってきますが、正式名称は「北海道弁護士会連合会」なので、本州の弁護士の中には「北弁連」と呼ぶ人もいます。関東弁護士会連合会を「関弁連」、九州弁護士会連合会を「九弁連」と呼ぶのと同じように、弁連の頭の文字をとって略称を付けるのが一般的だからでしょう。

でも北海道に住んでいると、北海道新聞は「道新」、北海道経経済連合会は「道経連」というように、北海道の略称は「道」と呼ぶ方が一般的なので、「道弁連」の方がしっくりきます。

もうひとつ名前で勘違いしやすいのが、「日弁連」が「日本弁護士連合会」なので、道弁連も「北海道弁護士連合会」と思ってしまいがちなことです。
日弁連は、全国の弁護士会に所属している弁護士個人と弁護士法人それに全国52の弁護士会自体が会員として構成する組織ですが、道弁連をはじめとする各地の弁護士会連合会(弁連)はその地区の各弁護士会が会員の組織であり、弁護士会に所属する個々の弁護士は、直接は弁連の会員ではありません。そのため、「弁護士連合会」ではなく「弁護士会連合会」となっているのです。

北海道には、札幌弁護士会のほかに旭川弁護士会、釧路弁護士会、函館弁護士会があり、道弁連はこの4つの弁護士会によって構成される弁連です。とはいっても、各弁護士会の会員数は、札幌が圧倒的に多数であるため弁連大会を単純に持ち回りでやっていては、地方会の負担が過重になるということで、札幌と地方3会を交互に開催地にして道弁連大会が開かれます。

道弁連大会は健全な会務活動を行うための弁護士交流の場

開催地の弁護士会は、前年の秋口ぐらいから実行委員会を設けて大会の準備を始めます。大会で何を行うかということについては、シンポジウムや大会決議の採択などを通じて、弁護士会の問題意識を対外的にアピールすることを行ったりもしますが、永年勤続表彰や各種レクリエーションなど、道内の弁護士の懇親の場という意味合いの方が強いかもしれません。

ゴルフ好きには、当然記念ゴルフ大会もありますので、道内の腕に覚えのある弁護士は、こぞってエントリーして腕を競います。優勝・準優勝などはハンディキャップがあるので、時の運というところもありますが、上級者が最も欲しいのはハンディなしのスコアトップがもらえるベストグロス賞です。

札幌弁護士会のライバルたちとは対戦の機会は結構ありますが、他会の弁護士とはめったに同じフィールドで対戦することがないので、道弁連大会は久しぶりに他会のライバルと競う格好の場ということになるのです。
ゴルフ大会の会場が私のホームコースだった場合には、多少のアドバンテージはありますが、コースを知っているから必ずしも良いスコアで上がれるとは限らないのがゴルフの難しいところなのです。

そして、道弁連大会は次年度に向けた準備開始の時期でもあります。毎年2月に実施される各弁護士会の会長・副会長の選挙は、道弁連大会を機に活動が始まるというのがこれまでのならわしです。

選挙があるときには、道弁連大会の懇親会において、候補予定者が参加している会員にあいさつ回りをします。選挙がなくても、次年度の会務運営に協力を求める意味で、事実上の出馬表明をするのがこの時期なのです。

**************************
弁護士会の会務は、基本的に無償で行うものですし、会長・副会長ともなると、自らの本業を行う時間はかなり制約されるので、経済的にもかなりの負担を覚悟しなければなりません。それでも、その業務を自ら手を挙げて引き受けてくれるのですから、多くの一般会員は、会務運営を円滑に行って欲しいと願って会長・副会長に協力します。

その一方で、最近では、会務に全くといってよいほど無関心な会員が増えてきています。彼らは、道弁連大会が市内で開催されていても、全く興味もなく、もちろん大会の運営に関与することもありません。

その流れの行きつく先に、弁護士会の会員は、会費さえ払っていれば良いのではなく、会員として行うべき委員会活動なども重要な弁護士としての業務であると思っているのが良識ある一部の弁護士だけになり、その一部の弁護士だけで、弁護士会が取り組まなければならない多くの課題を担わなければならないという時代が遠くない時期に到来するかもしれません。

そんなことにならないように、私たち弁護士が横のつながりを強化し、道内の弁護士相互の交流を深めるのが道弁連大会なのです。

道弁連大会の時期は、弁護士がこの大会に出席するため、裁判所の期日が入り難くなったり、事務所に連絡しても弁護士となかなか連絡が取れなかったりということも起こりますが、それは弁護士が健全な会務活動を行うためには必要なものだということは、一般の皆様にもご理解いただきたいところです。

***********************************************************************
弁護士舛田雅彦に相談してみたい!と思った方は
ご連絡の際「マイベストプロ北海道のサイトを見た」と「マスダ」をご指名ください。
*連絡先はこちら 札幌総合法律事務所011-281-8448

この記事を書いたプロ

札幌総合法律事務所 [ホームページ]

弁護士 舛田雅彦

北海道札幌市中央区北5条西11丁目17-2 [地図]
TEL:011-281-8448

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
コンサル弁護士マスダ
イメージ

舛田雅彦(マスダマサヒコ)は弁護士と中小企業診断士の資格を取得している、北海道で最初の弁護士です。弁護士としての法律に関する知識と、中小企業診断士としての...

事務所紹介
イメージ

マスダが所属する札幌総合法律事務所についてご紹介いたします。2001(平成13)年10月に設立した、札幌総合法律事務所はチームワークとフットワークをテーマに、皆様...

 
このプロの紹介記事
札幌総合法律事務所 舛田雅彦

中小企業診断士の資格を持つ“コンサル弁護士”が経営者の孤独に向き合います(1/3)

 弁護士は、トラブルが起きた時に頼るべき専門家、つまり平穏な日常からは遠い存在だと感じていませんか?札幌総合法律事務所のパートナー弁護士、舛田雅彦さんは自身でも「弁護士の世話にならないほうが幸せ」と口にしていた時期があったと言います。しかし...

舛田雅彦プロに相談してみよう!

北海道テレビ放送 マイベストプロ

北海道で最初の「中小企業診断士資格を持つ弁護士」です

会社名 : 札幌総合法律事務所
住所 : 北海道札幌市中央区北5条西11丁目17-2 [地図]
TEL : 011-281-8448

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

011-281-8448

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

舛田雅彦(ますだまさひこ)

札幌総合法律事務所

アクセスマップ

プロのおすすめコラム
相続人複数の場合に一部の相続人が同意しないと被相続人の預金は引き出せないの?

遺産分割のトラブルで良くあるパターンは、多くの良識的な相続人は別に特別な分け方を希望していないのに、一人だ...

[ マスダの解説~実際の事件から ]

あなたの契約書の「契約解除条項」は大丈夫ですか?(1)

仕事柄、顧問先等から契約書の内容のチェックを求められることが少なくありません。今回のコラムでは「契約書」...

[ ビジネス・経営 ]

賃貸居室内の自殺によって発生する家主の損害(1)

テレビのニュースを見ていたら、自分が保証人になっていた家族が賃貸住宅で自殺した直後に家主から多額の損害賠償...

[ マスダの解説~実際の事件から ]

弁護士費用のお話し(1)~弁護士に事件を依頼したらどのくらい費用がかかるのか

皆さんは、弁護士に事件を依頼するといくら支払わなければならないか、おそらく感覚的に理解することは難しいと思...

[ 弁護士業界勝手に解説 ]

倒産会社代表者の想い~万策尽きる前に対応を
イメージ

自分が経営していた会社が倒産することは、自分の収入の道を断たれることはもちろんですが、従業員を路頭に迷わせ...

[ ビジネス・経営 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ