コラム

2014-09-09

SNS時代の就職活動(1)

最近の就職活動は、昔のように先輩社員から情報収集して気に入った会社に履歴書を送るというのではなく、就職説明会やインターネットで会社の情報を収集して、希望先の会社に『エントリーシートを送る』ところからスタートするというのが多いようです。

エントリーシートは、会社の方でフォームを作った就活生に対するアンケートのようなものですが、その書き方がまずければ一次選考でふるいにかけられるので、学生の方もその書き方に関する情報を収集して内容の整った物を作成するようになります。この時点で落とされるようであれば、就活生としてはかなり努力が必要ということになります。

しかし、問題はその先の『面接に進んだ時』のことです。

私自身も、事務所の新人弁護士や事務職員の採用で面接を行うことはありますが、対象の数がごく少数で、多くの就活生の参考にはならないと思いますので、ここであまり触れるつもりはありません。

それよりも、採用する側が最終的に採否を判断する際に見るポイントとして、これからはSNSの存在が大きくなるのではないかというのが今回のテーマです。

企業側も就活生について情報収集する時代

最近では、面接官に好印象を与えるポイントなどに関するマニュアルも出回って、就活生は、面接官の心理も理解したうえで対策を練って来るようになっています。そんなこともあるので、面接の際の評価はダントツだったのに、採用してみると全然使えないという新入社員に当たってしまうこともある訳です。

面接官も人の子ですから、就活生の容貌や佇まいといった外見の印象に惹かれて採否を決めてしまうこともあるかもしれません。私は、そのことを否定的に評価することはできないと思っています。ビジネスの現場でも、取引先にきちんと話を聞いてもらえるかどうかを決めるのはその人の与える第一印象ですから、トレーニングする前からその魅力を備えているとすればそれだけでポイントが高いのは当然ともいえるからです。

しかし、面接で好印象を与えることができても、企業の側では、面接のときの姿が就活生の本当の姿かどうかをその数分のやり取りで知ることはできません。ある程度人数を絞った後は、企業の側も就活生に関する情報を収集して採否を決定することになるのではないかというのがこれからの就活で想定される事態です。

以前であれば、個人の情報をその人以外からのルートで収集する場合には、興信所を使って周辺の人から情報収集するなどの方法を利用したと思いますが、それでも収集できるのは表面的な情報であることが多かったと思います。

個人に関する情報を簡単に入手することはできなかったのです。

では、今、企業が個人に関する情報を入手しようとするとしたらどんな方法があるのでしょうか。企業は入手した情報の「何」を見るのかと合わせて次回のコラムでお話いたします。


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