コラム

 公開日: 2014-10-14 

プロとしてなすべきことは

数年前、女子プロゴルファーと一緒にラウンドする機会がありました。
女子プロゴルファーといっても、ごく一部のトップ選手は大きな賞金やスポンサー収入を得られますが、他のほとんどの選手がかなり厳しい生活を強いられていることは余り知られていません。

トーナメントも、トップ選手が参加するレギュラーツアーは、賞金額も高く、優勝すれば女子の大会でも1000万円以上の賞金を獲得できる試合もありますが、レギュラーツアーに参加できるのは、50名のシード選手と、国内ツアー30勝以上の6名の永久シード選手(ただし現役で活躍しているのは不動裕理プロだけ。)。それに、QT(クオリファイトーナメント)の上位選手、下部ツアーであるステップアップツアーの優勝者(優勝後4試合に出場権が与えられます。)、各トーナメントで実施されるマンデートーナメントの上位者と、スポンサー推薦といったカテゴリーからごくわずかの選手だけです。

プロとアマチュアのレベルの違いを見た!

私が一緒にラウンドさせてもらったのは、このステップアップツアーに参加している女子プロで、試合の賞金だけでは生活できないので普段はゴルフのインストラクターとしてアマチュアにレッスンをしているという方です。

ドライバーの飛距離は、本人は「飛ぶ方」と言っていましたが、だいたい240ヤードくらいなので私のナイスショットと同じくらい、その他のクラブの飛距離も似たようなもので、女子としては飛ぶ方ではありますが、女子プロとしては圧倒的な飛距離ということでもないので、トーナメントで活躍するには、もう少し戦える武器がないと厳しいかなというレベルです。

しかし、アマチュアの我々からすると、実力が段違いに上であることは間違いありません。
アマチュアとプロの何が違うのかというと、それは『安定感』です。

特に私は、自分の苦手なドライバーのスイングを観察していたのですが、14回のショットで、2~3回の小さなミスはありましたが、安定して私のナイスショットくらいの距離のドライバーショットをフェアウェーに飛ばせる実力は「やはりプロ」と思わせるものがありました。

大事なのはリズムと分かってはいるけど、毎回同じリズムで振れるようになるためには、どれほどの練習が必要なのかと考えると、今の私の状況ではかなり高いハードルです。

皆さんもテレビでプロゴルフのトーナメントを見ることがあると思いますが、
 ・一打に何十万、何百万円といった賞金がかかった場面
 ・しかも大勢の人に見られながら、いつもと同じスイングをする
そのことの難しさは、ゴルフをやったことがない人はもちろん、おそらくほとんどのアマチュアには一生理解できないことなのかもしれません。

また、以前男子のトーナメントが行われる直前のコースでラウンドしたことがありましたが、フェアウェーは私たちが普段プレーする幅よりもかなり狭く、しかもラフはボールが見えなくなるくらい深く伸ばされています。一旦ラフに入れると、ショートアイアンでフェアウェーに戻すのが最善の策と思えるような状況です。

ところが、トーナメントに参加しているプロは、そのラフから、距離と方向性を計算してグリーンを攻めるのです。これは、私たち一般アマチュアにとっては想像することすらできないレベルの計算です。

「プロ意識」~レベルの高さの維持とお客様への細やかな気配り

それほどすごいレベルにいるプロゴルファーですが、アマチュアに接する態度は、とても低姿勢に感じました。彼女の仕事がインストラクターで、一緒にラウンドするアマチュアをお客さんと意識して気を使っていたのかもしれませんが、これまでラウンドさせてもらった何名かのプロも、総じてアマチュアにはそうとう気を使って接していました。

自分のパットが終わると、キャディーさんからピンを受け取って、同じパーティーの最後の人がパットを終わったらピンを立てて次のホールに向かうのですが、私がピンをもっていると、パットが終わったプロが必ず寄ってきて「私やりますから」とピンを持って行きます。

最初は断っていたのですが、何度も来られると、却って気を使わせてしまう気がしてお任せしたのですが、翻って私たちの自分の仕事はどうかということも考えさせられました。

プロとしてレベルの高い仕事をするのは当たり前として、お客さんに細かな気配りをして気持ち良く帰っていただく。そんなこともプロとして意識すべきではないかとも思うのですが、自分がどこまでできていたかを反省するところも無くはありません。

どのような職業でも、お客さんからその仕事を任せられるということは、プロとしての仕事を求められてのことです。そこで提供するプロの仕事は、単に求められたことをやるだけではなく、それ以上の『プレミアムを与える』ことが求められているのではないかということを、プロとのラウンドで考えさせられました。

皆さんはいかがでしょうか。


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